いぬねこタイランドblog

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タイの人々にとって特別な動物『ゾウ』

タイで人気の動物の一つにゾウがいます。タイの観光地ではゾウの背中に乗ってお散歩したり、ゾウが絵を描いたりといったパフォーマンスが観光客を楽しませてくれます。

一見温厚でのんびりとしたイメージのゾウですが、私たち日本人が持つゾウのイメージとタイの人々の持つゾウのイメージはちょっと違うということをご存じでしょうか?

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『伝説の白いゾウ!』

主に仏教が信仰されるタイにおいて、「ブッダの母はお腹に白いゾウが宿る夢を見て、ブッダを身ごもったことを知った」という逸話があります。

そこから来てなのか「白いゾウはブッダの化身である」という意見もあり、タイでは白いゾウを得た国王は高い人徳をもち民から敬われると信じられてきたそうです。そのためタイの法律には、「白いゾウを見つけたら国王に献上しなければならない」という決まりがあったりもします。タイの王様からも、ゾウは大事にされていたようです。

ゾウの活躍は宗教だけにとどまりません。実はタイではその昔、戦争のさいに王様はゾウの背中に乗って出陣していたのです!それどころか戦争用のゾウ部隊まであったとか。現在でいうところの戦車のような役割だったようです。

大変勇ましく迫力がありそうですが、相手側からみるととてもおそろしいですね!(今は変わってしまいましたが、昔の50バーツ紙幣の裏にはゾウに乗って勇ましく武器を掲げる王様の姿が描かれていたそうです)

 

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『現在のゾウ事情』

宗教や戦争の中のゾウについてご紹介しましたが、もちろんタイの人々の暮らしにもゾウは昔から関わってきました。タイは昔から広大な自然に囲まれており、全世界の動物の約7%がタイに生息しているほど自然豊かな国です。

そういった理由から林業が盛んで、人々が伐採した木を運ぶ役目をゾウ達が担ってきた歴史があります。もとより森の中に住むゾウは山歩きもおてのもの。それに加えその力強さで伐採したチーク材などを悠々と運んでいたのです。まさに重機のような活躍ぶりですね!

しかし乱伐などで自然が減少。1989年に木の伐採が禁止されると、それまで林業に携わっていたゾウ達は仕事を失ってしまいました。体の大きなゾウは飼育するにも費用が掛かります。林業ができなくなり飼育されるゾウは減少。さらに自然破壊により野生のゾウ達まで数を減らす結果となりました。

アジア圏全体で10万頭いたゾウ達も今では5万頭(内タイでは4000頭ほどが生息)まで減少し、レッドリスト(絶滅危惧種)に登録されました。

 

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ゾウの減少を止めるためタイではゾウを保護する法律を整え、「国立ゾウ保護センター」や「エレファント・キャンプ」と言ったゾウのための施設をたてました。

これらの施設では観光客にゾウのショーやアトラクションを楽しんでもらい、その料金で行き場をなくした飼育ゾウやケガをしたゾウの治療、保護などを行っています。

アトラクションのなかでも、ゾウの背中に乗って森の中や山道、川を渡る「エレファント・ランディング」はスリル満点で大人気だそうです。

エレファント・キャンプはタイの中でも各地に施設があるため、このエレファント・ランディングも場所ごとに違った景色を楽しめるのも特徴です。(アユタヤのエレファント・キャンプでは、ライディングのルートにアユタヤ遺跡を散策できるんだとか。ゾウに乗っての遺跡巡りとは情緒あふれる体験ですね!)

 

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タイに住むゾウのちょっと意外なお話、いかがだったでしょうか。

タイに訪れたさいは観光地などでゾウと触れ合う機会があるかもしれません。そのときにこれまでの話を思い出していただいて、よりよいゾウとの触れ合いの手助けになれば幸いです。

 

 

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